ヒロシマ用語集

原爆供養塔

7万人の遺骨納める

 平和記念公園(広島市中区)にある原爆供養塔(くようとう)には、約7万人の遺骨(いこつ)が納(おさ)められています。ほとんどは身元不明ですが、名前が分かっていても引き取り手が見つからない遺骨が816体あります。

 供養塔は、原爆が投下された翌年の1946年に今とほぼ同じ場所に設けられました。55年に、現在の「丸い丘」のような形になりました。復興が進む中、道路や家の建設現場などで遺骨が次々と発掘(はっくつ)され、供養塔に納められました。最近では2005年に、原爆投下直後から多くの負傷(ふしょう)者が運ばれた似島(南区)で見つかった遺骨が納骨(のうこつ)されました。

 身元が分かる遺骨については、広島市が毎年、名簿(めいぼ)を公開して、遺族(いぞく)を捜(さが)しています。市原爆被害対策部には、手掛かりを求める遺族から、数カ月に1件前後の問い合わせがあるそうです。

 同部調査課の大杉薫課長は「今なお供養塔に眠(ねむ)る遺骨を早く遺族の元にお返ししたい。心当たりがあれば、問い合わせてほしい」と話しています。

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