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ヒロシマ用語集

世界の核兵器の現状

 第2次世界大戦後、米国と旧ソ連(現ロシア)は国の体制の在り方をめぐって対立しました。「冷戦」と呼ばれたその時代、米ソ両国は、激しい核兵器開発競争を行いました。

 核保有国も英国、フランス、中国、イスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮へ広がりました。

 1980年代半ばには、約7万発の核兵器がこの地上にありました。米ソ間で冷戦終結を宣言した89年以後、その数は徐々に減少しました。しかし、世界には今なお、米国、ロシアを中心に約1万4千発の核兵器が存在しています。

 現在は、核兵器の威力も広島型原爆よりはるかに大きくなっています。核兵器をミサイルに搭載して発射することも可能です。それが実際に使用されたらどのような惨状が引き起こされるか。広島・長崎の体験から容易に想像することができるでしょう。

 「核兵器は最大の非人道兵器」「核戦争に勝者はない」と言われる理由です。

 幸い、広島・長崎以降、核兵器は使われていません。しかし、核兵器の製造過程や核実験、同じ核物質を利用した原発事故などで、世界中に多くのヒバクシャ(放射線被害者)が生み出されています。