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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 へいわこども展 国籍超えた協力に喜び

 広島市中区の旧日本銀行広島支店で開かれた「へいわこども展」会場で、市内3校の美術部が合同で、平和を感じてもらうワークショップを開催しました。身近にある付箋(ふせん)を使ったアートと、紙製リング作りや、生徒自身による展示作品の紹介などをしました。

 広島桜が丘高、広島朝鮮初中高級学校(以上東区)、広島女学院中高(中区)の美術部員計約60人による取り組みです。

 付箋アートは、1枚ごとに「世界が優しさで包まれますように」など、平和への思いやイラストを記した計420枚を用意。3校の共同制作で会場内に据(す)えた木のオブジェと、その周囲に貼(は)り付けていきました。ガラス面に貼った付箋では、「平和」を意味する日本語、英語、朝鮮語の文字も表現しました。

 参加した美術部員の一人として、国籍(こくせき)などを超えて協力し、一つのことを成(な)し遂(と)げる喜びを感じました。今回のようなつながりが平和の基盤(きばん)になるのだと思います。(高1坪木茉里佳)

(2016年1月25日朝刊掲載)

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