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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 ヒロセミの留学生歓迎会 「母国でもヒロシマ伝承」

 市民団体ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト(ヒロセミ)が、広島市留学生会館(南区)で、本年度の留学生歓迎会(かんげいかい)を開きました。

 ヒロセミは、旧ソ連時代に核実験場があったカザフスタンの被曝者(ひばくしゃ)への医療支援(いりょうしえん)や、被爆地広島への留学生受け入れを続けています。今回はカザフスタンのダリーナ・チェキムバイェワさん(16)をはじめ、タイ、ドイツ、スイスからの山陽女学園高(廿日市市)への留学生4人を、メンバーやホストファミリー、広島の高校生たち約50人が迎え、歌やクイズなどを通して交流しました。

 チェキムバイェワさんは「原爆資料館で原爆被害の状況を知り、核兵器の使用は間違(まちが)いだとあらためて感じた」。他国からの留学生と「ヒロシマを学び母国で伝えたい」と話し合っていました。

 一方、日本のアニメや漫画(まんが)の話でも盛り上がり、同年代の若者として身近に感じました。留学中、いろんな日本文化に触れてほしいと思います。

 ヒロセミが招くカザフからの留学生は2000年以降、チェキムバイェワさんで22人になりました。(高2森本芽依)

(2015年6月28日朝刊掲載)

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