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ジュニアライター発信

小学生に取材のイロハ ジュニアライターが指導 広島

 広島市中区の市中央公園であった、小学生に職業体験してもらうイベント「広島キッズシティ2012」(実行委員会主催)に中国新聞のジュニアライターが参加し、「編集長」として1~6年生約50人に新聞づくりを指導した。

 新聞づくりは2日間で8回実施した。中学3年~高校2年のジュニアライター7人は、自分たちの活動について「平和のために活動している人を取材して記事を書いています」「被爆者に体験を聞いています」などと紹介。取材する時の注意点では、「大きな声であいさつしましょう」「相手の目を見て話を聞きましょう」「数字や名前などの固有名詞は忘れずメモして」などとアドバイスした。

 小学生が、会場内に出店したギョーザ店やスーパーを取材する際にも同行。「おいしさの秘密は何ですか」「何がお薦めですか」などと質問する様子を見守った。

 A3判の台紙に原稿を書く時には、「一番面白かったことを『見出し』にしよう」「いつ、どこで何をしたか、から書こう」などと助言していた。

 ギョーザ店を取材した井口明神小(西区)2年金川琴美さん(8)は「秘伝のたれについて聞くことができて楽しかった。お兄ちゃん(編集長)は、書くのが止まった時に教えてくれた。偉いと思った」とうれしそう。

 ジュニアライターの高2城本ありささん(16)は「何を書こうとしているのか、小学生の目線で説明するのが難しかった。あらためて文章を書く難しさを感じた」と話していた。(二井理江)

(2012年10月16日朝刊掲載)

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