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ジュニアライター発信

ユニタール青少年大使 高校生の見聞広める

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(広島市中区)では、広島県の高校生に外交について視野を広めてもらいたいと、2010年度から「ユニタール青少年大使」事業をしています。アフガニスタンからの研修生との交流のほか、東京で外務省や国連大学を見学したり、各国大使館の大使から話を聞いたりする研修をします。

 毎年、男女1人ずつ選ばれます。応募(おうぼ)の作文は英語で書きます。英語で表現しようとする、やる気を見せてほしいという理由です。1年目は46人、2年目は48人の応募がありました。国際関係に興味があり、1年目の大使だった舟入高3年の竹内百合さん(18)は、外務省で外交官から「将来頑張(がんば)ってね」と言われたのが心に残っているそうです。

 また、ユニタール広島事務所では、復興や世界遺産の保全をテーマにした公開セッションをほぼ毎月開いています。事前登録すれば、中高生を含(ふく)む誰(だれ)でも無料参加できます。(高2・野中蓮、中1・重田奈穂)

(2012年3月12日朝刊掲載)

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