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ジュニアライター発信

広島大ボランティア 被災地支援 粘り強く

 「OPERATIONつながり」(東広島市)は、広島大の学生ボランティア団体です。設立のきっかけは東日本大震災。「何か役に立ちたい」と、同じ思いを持った学生が集まりました。

 これまでに4回被災(ひさい)地に行き、延べ80人が参加しました。現地では、仮設住宅内にある集会所で交流会を開き、手芸や木工細工をしました。仮設住宅を1軒ずつ回って被災者との会話も大切にしています。

 被災地に3回行った教育学部3年の伊達文香(だて・ふみか)さん(20)は「継続(けいぞく)して行くことで『また来てくれてうれしい』と言われる」と喜びます。知り合ったおばあさんと今でも文通をしているそうです。

 「現地の方の『ありがとう』の言葉が私たちの力になっている」と事務局長で経済学部3年の一木星(いちぎ・あかり)さん(20)。「被災者は何より忘れられることを恐(おそ)れている」として、活動を継続していきます。(高1・来山祥子、木村友美)

(2012年5月14日朝刊掲載)

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