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ジュニアライター発信

ガールスカウト広島県連盟 平和の行事にも協力

 ガールスカウト広島県連盟(れんめい)(広島市安佐北区)は、地域の清掃(せいそう)や、国際交流、途上(とじょう)国支援(しえん)などの活動をしています。「人の役に立つ」「思いやりの心を大切にする」がモットー。1973年の発足から40年近い歴史があります。

 平和への願いを絵や文字で記した布製の「リボン」をつなぎ、原爆ドーム(中区)を囲む催しにも協力しています。5年に1度、夏に開かれ、リボンは国内外から寄せられます。司会を担当し、「青い空は」などの歌も合唱します。

 2010年に参加した高3の北中右季(ゆき)さん(17)=安佐北区=は「一人一人の平和への思いがリボンに詰(つ)まっている。世界に平和を発信する責任を感じる」と決意を新たにしていました。

 毎年6月には、原爆投下後間もない広島に医薬品15トンを届けたスイス人医師、マルセル・ジュノー博士をしのぶ記念祭に参加しています。平和記念公園(中区)の南の緑地帯にある顕彰(けんしょう)碑前で開かれます。

 今年はメンバー約30人が参加し、「困っている人に救いの手を差し伸べたい」と平和の誓(ちか)いを読み上げました。文章を考えた中2上川智嵯(ちさ)さん(13)=西区=は「敵味方関係なく助けてくれた行動力を見習いたい」と力を込めます。(高2・坂田弥優)

(2012年7月30日朝刊掲載)

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