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ジュニアライター発信

インドチャイ倶楽部ひろしま 現地の学校で原爆展

 インドと日本との交流を目指し、広島市内を中心に活動している市民グループ「インドチャイ倶楽部(くらぶ)ひろしま」は、8月6、7日にインド南部のケララ州にある学校で、原爆展と交流会を開きました。2010年に続き、2回目です。

 広島からは、8人が現地を訪問。広島、長崎の原爆被害(ひがい)を示すパネル展示や、原爆をテーマにした映画を上映し、浴衣姿で習字も教えました。

 参加した崇徳高2年西崎一成さん(17)は、インドの人たちに原爆展の説明をしました。「真剣(しんけん)に聞いてくれて、うれしかった。これからも原爆について知ってもらえるような活動がしたい」と話していました。

 倶楽部は06年に発足しました。2国間の交流を通して、互(たが)いに正しい情報を伝え合うことが目的です。月2回のヒンディー語講座なども開いています。

 代表を務める会社員ジェームス・ジョーセフさん(55)=広島県海田町=は「肩(かた)に力を入れて平和や核廃絶(かくはいぜつ)を訴(うった)えるのではなく、楽しく交流しながら互いを理解することで、平和は生まれる」と強調していました。 (高2・坂田弥優)

(2012年10月22日朝刊掲載)

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