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ジュニアライター発信

グローバルブリッジ フィリピンへかばん贈る

 市民グループ「グローバルブリッジ」(広島市佐伯区)は、フィリピンの子どもたちを支援(しえん)しています。

 代表の山崎唯美(ゆみ)さん(31)は2005年にフィリピンを訪(おとず)れ、学校で椅子(いす)や机(つくえ)を作るボランティアをしました。現地の人に感謝され、「フィリピンのためにもっと何かしたい」と思ったのが活動を始めたきっかけです。

 メンバーは20、30代の10人。主な活動の一つに、フィリピンの小学生に通学用かばんを贈(おく)るプロジェクトがあります。広島でフリーマーケットを開いて集めた資金を生かして、現地でかばんを作ってもらいます。

 かばんは08年から毎年、配っています。毎回300~500個を寄贈(きぞう)。学校に通うことができても、経済的(けいざいてき)な理由で学用品を買えない子どもたちがいるので、喜ばれています。

 「勉強して、学校の先生や医者になりたい」。そんな子どもたちの夢をかなえるため、活動を続けていきたいそうです。

 10代が平和のためにできることについて、山崎さんは「国や肌(はだ)の色は関係なく、困(こま)っている人を助けられるようになってほしい。失敗を恐(おそ)れず、やりたいと思う支援に取り組んでほしい」と話しています。(高1・市村優佳)

(2013年1月28日朝刊掲載)

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