中高生ピースマイルフェスタ ジュニアライターの平和メッセージ ①
13年3月15日
ヒロシマの明日を担う中高生たちが音楽や話し合いを通して、平和のために何ができるかを考える「中高生ピースマイルフェスタ」(中国新聞社主催)が30日午前10時~午後4時、広島市中区の中国新聞ビルで開かれる。企画・運営を担当するジュニアライターが、フェスタの狙いや平和への思いを寄せた。
高1・坂本真子
皆さんにとっての平和は何ですか? 私にとっての平和は、家族と毎日一緒に過ごせることです。「当たり前」かもしれませんが、そうできない人もいます。身近にある平和を当然と思わず、一つ一つを「幸せ」だと感じられれば、世界はきっと平和になります。
中2・松尾敢太郎
世界には、紛争などで生活に苦しんでいる若者たちがたくさんいます。日本のように恵まれた国の若者が積極的に物資を送ったり、周りに呼びかけたりすることが必要です。
今回のフェスタには、福島県から高校生が来てくれます。平和について一緒に考えたいです。
高2・高橋寧々
まずは自分自身で考えることが平和への一歩だと思います。聞いたことをそのまま受け取るのではなく、どうしてそうなったのか、こうしては駄目だったのか、など一つの事柄にも多くの見方があります。自分が納得した意見を自信を持って発信していきましょう。
高1・寺西紗綾
フェスタでは、ワークショップ「平和の絵本をつくろう」を担当します。ヒロシマを伝える絵本はたくさんありますが、フクシマを伝える絵本は、ほとんどありません。二つのつらい出来事を、あなたの目線から伝えるため、一緒に平和の絵本を作ってみませんか。
中2・重田奈穂
日本も昔は、戦争をしていました。広島と長崎には、原爆が落とされました。被爆者は高齢化でどんどん少なくなっています。私たちの世代が、原爆のことを後世に伝えていかなければいけません。私自身も原爆について少しでも多く学び、伝えていきたいです。
(2013年3月5、6、7、8、9日朝刊掲載)