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ジュニアライター発信

ひろしまインターナショナルクラブ 未来会議 意欲的に準備

 高校生から20代の社会人まで、「真の国際人」を目指すメンバー12人でつくる、ひろしまインターナショナルクラブ(広島市中区)は今、8月に広島市などで開かれる「青少年国際平和未来会議ヒロシマ2013」に向け準備を進めています。

 外国の若者(わかもの)に、青少年国際平和未来会議への参加を呼(よ)び掛(か)けるため、広島を紹介(しょうかい)する資料を作りました。原爆投下による焼け野原からの復興だけではなく、地元のプロ野球チーム広島東洋カープやJリーグのサンフレッチェ広島も紹介。若者の興味を引くよう工夫しました。

 会議は2005年から毎年、広島のほか、ロシアやドイツなどで開催(かいさい)。今年は広島市などでつくる実行委員会が主催し、世界の若者が平和の実現について考えます。クラブは今後、プログラムの内容を詰(つ)めていきます。

 クラブは昨年9月に発足しました。結成を呼び掛け、アドバイザー役を務める広島大名誉(めいよ)教授(病理学)の井内康輝(いない・こうき)さん(64)=佐伯区=は「被爆地広島を知り、世界に発信してほしい。自分の意見をしっかり持ち、積極的に英語で交流できるようになってもらいたい」と話します。

 会長の広島修道大4年増田理沙(ますだ・りさ)さん(21)=安佐北区=は「国籍(こくせき)にとらわれず、人と人との交流を通して平和につなげたい」と意欲的(いよくてき)です。(高3・城本ありさ)

(2013年4月22日朝刊掲載)

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