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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 インド中学生と交流 平和願いポスター作り

 中国新聞ジュニアライターの5人は、インド北部のデリーにある小中高一貫校ブルーベルズ・スクール・インターナショナル(BSI)の中学生7人と中国新聞ビル(広島市中区)で平和交流をしました。

 生徒たちは私たちと同じ世代の13~15歳です。BSIの校長が「生徒たちに原爆被害を学ばせたい」と考えたことから、この学校で日本語を教える青年海外協力隊の清水美希さん(32)と参加希望者が一緒に広島を訪れました。

 三つの班に分かれて平和に関するポスターを一緒に作りました。最初に鶴を折り、次に鶴を貼り付けながらポスターのデザインを考え、仕上げていきます。私のグループは、英語と日本語、ヒンディー語の「国境はない」という言葉と、手をつなぐ子どもたちをカラフルに描きました。

 インドの生徒たちは交流の前に原爆資料館を見学したそうです。アニカ・アロラさん(13)は、「広島が完全に破壊されたと知りショックを受けた。再び起こってはならない、という思いを絵に込めた」と話していました。

 海外の生徒との交流は私にとって初めてでした。平和への思いを自分で考え、堂々と意見を述べるインドの生徒に圧倒されるとともに、平和を発信するジュニアライターとして積極的な態度を見習おうと思いました。(中2平松帆乃香)

(2017年8月14日朝刊掲載)

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