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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 本川小の児童ら合唱 原爆ドームに平和願う

 爆心地に最も近い小学校、本川小(広島市中区)の3年生66人と、近くの本川保育園の園児57人が、相生橋西側の緑地から、対岸の原爆ドームに向かって合唱するコンサートがありました。

 被爆後も立ち続けるドームを見つめて、平和を願いながら自分たちも頑張(がんば)る気持ちを発信するのが目的です。児童は学校で習った「ありがとうの花」、園児は「夢わかば」を、元気よく歌いました。緑地には児童たちが、地元の本川地区女性連合会の会員たちと植えたパンジーが咲(さ)き誇(ほこ)り、訪れた約30人が歌声に耳を傾けました。

 コンサートは女性連合会が毎年春に開き、今年で5回目。被爆地を訪れる観光客に復興した街の姿を見てもらう活動の一環(いっかん)です。参加した本川小の藤川絢羽さん(9)は「みんなが仲良く楽しく暮らせるよう願った」と話していました。(中3伊藤淳仁、写真も)

(2017年4月17日朝刊掲載)

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