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ジュニアライター発信

「あの日」伝える被爆楽器 ジュニアライター紹介 2019ひろしまFF

 核兵器廃絶や平和をテーマに取材活動をしている中国新聞ジュニアライターが、ゴールデンシャワーステージに登場した。中学1年~高校3年の約20人。原爆被害を乗り越えて、平和の音色を奏でる「被爆楽器」について紹介した。

 19歳で被爆死した河本明子さん愛用のピアノや、ロシア人被爆者セルゲイ・パルチコフさんのバイオリンが戦後に修復された経緯などを説明。譲り受けた調律師や市民団体が国内外で演奏会を開いていることをパネルなどを使って伝えた。

 ジュニアライターが演奏し、事前に録音した被爆ピアノの伴奏に合わせて平和の歌2曲も披露した。高校2年伊藤淳仁さん(16)は「被爆した楽器の存在を通じ、違う側面から被害を知ってもらいたかった」と意図を話した。(新山京子)

(2019年5月5日朝刊掲載)

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