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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 神戸の中学生と交流 被害の継承 語り合う

 中国新聞ジュニアライターの11人は、平和学習で広島を訪れた甲南女子中(神戸市)の2年生36人と広島市中区の中国新聞ビルで交流しました。

 始めに、ジュニアライターが活動紹介しました。原爆被害を乗り越えた「被爆楽器」を国内外で演奏する動きについての取材や、今年の8月6日に平和記念公園を訪れた外国人観光客へのアンケートなどについて、実際に書いた記事を見せながら説明しました。

 甲南女子中が、被爆体験を聞くなどした今回の学習成果を発表した後、5グループに分かれて「過去の戦争や災害による被害を継承するために私たちができること」をテーマに話し合いました。「自分が知識を付けた後、身近な人と共有する」「新聞や本など文字で残す」などの提案が出ました。私のグループでは「人はなぜ戦争を起こすのか」という疑問についても意見を交わしました。

 同中の浜本果穂さん(13)は「自分の意見や考えを持ちながら他人に伝えていくことが大切だと感じた」と話していました。私も交流会などに積極的に参加して、自分の視野を広げていきたいです。(中1山瀬ちひろ)

(2019年10月14日朝刊掲載)

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