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ジュニアライター発信

ハワイの高校生から千羽鶴 平和公園 ジュニアライターがささげる

 米国ハワイ州カウアイ島の高校生たちが折った千羽鶴を託され、中国新聞ジュニアライターの中学生が平和記念公園(広島市中区)にある原爆の子の像にささげた。広島日米協会(中区)の関係者が現地で鶴を預かり、日本とハワイの若者を橋渡しした。

 カウアイ高の日本クラブで歴史や文化を学ぶ生徒約50人が、原爆被害を学びながら3カ月かけて完成させた。広島日米協会運営委員の田中勝邦さん(75)が知人の紹介でハワイ旅行中に同校を訪れた際、「千羽鶴を折ったので広島に届けたい」と相談された。

 生徒の思いをくんだ田中さんは、千羽鶴を携え帰国した。ハワイと広島の10代の共同作業にしてはどうか、と広島日米協会を通してジュニアライターに声をかけ、3人が参加した。中3岡島由奈さん(14)は「海外の人が広島に関心を持ってくれるのはうれしい」と喜んでいた。(山本祐司)

(2019年4月16日朝刊掲載)

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