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ドクさん寄付のマスク贈る ベトナム友好協 広島大留学生協へ

 広島ベトナム平和友好協会(東広島市)は20日、「ベトちゃんドクちゃん」の弟、グエン・ドクさん(39)から寄付されたマスク2500枚を広島大ベトナム留学生協会(同市)に贈った。市役所で贈呈式があった。

 ドクさんは、ベトナム戦争中にまかれた枯れ葉剤の影響が指摘される結合双生児として生まれ、日本から医療支援などが寄せられた。新型コロナウイルス感染症が広がる中、「日本に向けて何かできないか」と、各地のベトナム関係団体にマスクを寄贈。9月には県内で講演会などをする予定だったが、新型コロナの影響で来日を見送ったという。

 贈呈式で同平和友好協会の赤木達男専務理事(68)からマスクを受け取った同大大学院工学研究科のトリン・ドゥク・トゥロンさん(28)は「毎日使う物なのでありがたい」と感謝した。マスクは同留学生協会に所属するベトナム人学生約40人に配る。(高橋寧々)

(2020年8月22日朝刊掲載)

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