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戦没者悼み平和の誓い新た 竹原で式典 遺族ら26人参列

 竹原市戦没者・戦災死没者追悼式と平和祈念式典が21日、同市中央の市民館ロビーであった。市遺族連合会や市などでつくる実行委員会の主催で、遺族たち26人が参列。平和への誓いを新たにした。

 黙とうの後、実行委員長を務める今栄敏彦市長が「新型コロナウイルス感染拡大という新たな脅威を乗り越え、戦争の悲惨さを訴え続ける」などと式辞を述べた。参列者は献花台に白菊を手向けた。

 新型コロナ対策で例年よりも規模を縮小した。市遺族連合会の竹鶴寿夫会長(79)は、竹鶴酒造の当主だった父恭祐さん=当時(34)=を原爆で亡くした。「愚かな戦争を二度と繰り返さないためにも、式典を続けて若い世代に記憶を継承したい」と話した。(山田祐)

(2020年8月22日朝刊掲載)

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