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開館15年 歩んだ大和 ミュージアム 呉で10月シンポ

阿川さん講演や討論も

 今春に開館15周年を迎えた呉市の大和ミュージアムは10月24日午後1時半~4時、記念シンポジウムを同市中央の呉信用金庫ホールで開く。開館以来、名誉館長を務めた作家の故阿川弘之さんの長女で、エッセイストの阿川佐和子さんが基調講演する。無料。

 弘之さんは広島市生まれで、「山本五十六」「軍艦長門の生涯」など旧海軍を扱った作品もあり、2005年の開館時から名誉館長を務めた。15年、94歳で死去。佐和子さんが父の思い出などを語る。

 「大和ミュージアムを通してみる戦中・戦後」と題したパネル討論もある。戸高一成館長、造船に詳しい大和裕幸東京大名誉教授、原爆資料館(広島市中区)の滝川卓男館長の3人が登壇。ミュージアムの役割や資料の活用法について意見を交わす。

 新型コロナウイルス対策でホール定員の半分の800人に入場制限する。往復はがきで大和ミュージアムに申し込む。9月28日必着。申し込み多数の場合は抽選。☎0823(25)3017。(仁科裕成)

(2020年8月22日朝刊掲載)

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