×

ニュース

世界の核問題「年鑑」 ピースデポが20年版

 核兵器廃絶と平和を目指す市民や自治体の活動に生かしてもらおうと、NPO法人ピースデポ(横浜市)は、最近1年間の日本と世界の主な動きをまとめた「ピース・アルマナック2020」を刊行した。

 核兵器問題に関する各国の国連決議の投票状況をはじめ、さまざまなデータや関連の条約文を掲載。米国、ロシア、中国の核・軍事政策や、中東を巡る安全保障問題を取り上げているほか、日本の核依存政策や在日米軍の現状などについて解説している。

 長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)元センター長で、日本と朝鮮半島を含めた北東アジアの非核兵器地帯化を政策提言しているピースデポの梅林宏道特別顧問たちが刊行委員会を結成。アルマナックは「年鑑」を意味する。若手の研究者や市民活動家が執筆を担い、来年以降も発行する。緑風出版。B5判、260ページ。2420円。(金崎由美)

(2020年8月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ