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広島県原水協も再始動 核禁止条約 署名活動へ集会

 広島県原水協は、来年1月22日に発効する核兵器禁止条約への署名、批准を日本政府に求めるため、新たな署名活動を始める。被爆者や著名人たちが共同呼び掛け人となって日本原水協が提唱する活動の一環。29日、広島市東区でスタート集会があった。

 集会には約40人が参加し、県原水協の古田文和事務局長(73)が「日本の条約参加は当たり前というコンセンサスをつくりたい」と強調。県被団協の佐久間邦彦理事長(76)も協力を呼び掛けた。

 これまで広島では、二つの県被団協を含む被爆者7団体、県原水協、県原水禁などが全ての国に核兵器の禁止・廃絶を迫る「ヒバクシャ国際署名」に連携して取り組んできた。国際署名は年末までの延長方針が決まったばかり。県原水協は国際署名を続けた上で、今回の署名を街頭で集める活動を11月28日に市内で始める。(水川恭輔)

(2020年10月30日朝刊掲載)

日本の批准求め署名活動 核禁条約 原水協スタート

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