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千羽鶴 NZから届く 三原 市原爆慰霊碑に献納

 三原市本町の市原爆死没者慰霊碑で30日、友好都市のニュージーランド・パーマストンノース市から届いた折り鶴の献納があった。現地で市民や大学生ら約200人が折った千羽鶴を被爆者たちがささげた。

 市原爆被害者之会の苞山(ほうやま)正男会長(91)と岡田吉弘市長が慰霊碑に折り鶴を掛け、参加者約20人で黙とうした。苞山会長は「海外から届けてくれた気持ちがうれしい。国を超え、核廃絶の機運を高めたい」。岡田市長は「私も含め戦争を知らない世代が増えている。平和の尊さを継承するため、力を合わせる」とあいさつした。

 岡田市長はパーマストンノース市に送るため、お礼の言葉を英語で述べ、動画に収録した。折り鶴は11月7、8の両日、城町の市民ギャラリーで原爆の写真やパネルと共に展示する。(政綱宜規)

(2020年10月31日朝刊掲載)

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