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艦載機50機帰還 騒音悪化の懸念 米軍岩国基地

 米軍岩国基地(岩国市)に6日、空母ロナルド・レーガンと洋上展開していた艦載機の大半の約50機が相次いで飛来した。空母が近く横須賀基地(神奈川県横須賀市)に帰港するための動きとみられる。

 午後1時40分ごろから、編隊を組んだFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機やEA18Gグラウラー電子戦機などが次々と到着。2018年3月に岩国への移転を完了した約60機のうち、午後5時ごろまでに約50機が駐機場に入った。岩国基地報道部は「空母航空団を構成する航空機が帰還を始めている」と説明した。

 艦載機は5月に岩国を離れ、訓練や洋上での任務をしていたとみられ、約半年ぶりの帰還。例年は8月にいったん戻り、9月ごろに再出発するが、ことしは一部を除いて戻らなかった。例年通りなら来年5月ごろまで岩国を拠点に離着陸を繰り返すため、基地周辺の騒音が悪化する懸念がある。

(2020年11月7日朝刊掲載)

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