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国の説明遅れを陳謝 米軍岩国 F35B追加配備計画 外務副大臣が市長訪問

 外務省の宇都隆史副大臣が9日、岩国市役所に福田良彦市長を訪ね、米軍岩国基地への最新鋭ステルス戦闘機F35Bの追加配備計画を巡る国の説明の遅れについて「ご心配をお掛けした」と陳謝した。

 対談は非公開で、終了後に報道陣の取材に応じた。宇都氏は8日に基地内を約4時間視察し「フレデリック・ルイス司令官に対し、新たに米軍機が飛来する際は情報を公開するよう要請した」と説明。福田市長はF35Bの追加配備に関して防衛省の説明が後手に回ったことにかねて不快感を示しており「速やかな情報提供を強く求めた。防衛省と連携し騒音問題もしっかり対策を取ってほしい」と強調した。

 宇都氏はこの日、県庁で村岡嗣政知事とも面会。村岡知事はこれまでに岩国基地関係者の新型コロナウイルス感染が45人に上っていることを挙げ「対応について迅速に地元に情報提供するよう日米間で調整してほしい」と訴えた。また宇都氏は8日に和木、周防大島両町長と面会し、緊密な情報交換を確認している。(有岡英俊、門脇正樹)

(2020年12月10日朝刊掲載)

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