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F35B追加配備 完了は今月以降 防衛局、岩国市に連絡

 岩国市の米軍岩国基地に米海兵隊が最新鋭ステルス戦闘機F35Bを追加配備する計画を巡り、市は31日、中国四国防衛局から3月中をめどに見込まれていた16機の配備完了が、4月以降にずれ込むと連絡があったことを明らかにした。完了までは「一定の期間を要す」とし、具体的な時期や理由は明らかにしていない。

 計画では昨年10月から約半年かけて既存のFA18ホーネット戦闘攻撃機12機に代わり、F35B16機を段階的に配備するとしていた。市は12月までにF35B計10機の飛来を確認。いずれも防衛局が「計画に関連する可能性がある」としていた。移行期間中の任務を補完する12機のFA18は3月中に米国へ帰還した。

 岩国基地では飛来した10機を含め、現時点で22機のF35Bが常駐しているとみられる。当初予定のF35Bを2部隊計32機体制とする時期の見通しは示していない。

(2021年4月1日朝刊掲載)

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