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高校生平和大使3人募集 国内外で核廃絶訴え

 広島、長崎両市を主な拠点とする市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は、第24代の大使として核兵器廃絶を国内外で訴える県内の高校生3人を募集している。5日必着で応募を受け付け、5月16日に広島市内で選考委員会を開く。

 応募できるのは、今年8月時点で県内の学校に通っている高校生。計画では、3人は全国の大使約20人の一員として8月14~21日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部などを訪ねて署名を出す。費用は派遣委が全て負担する。新型コロナウイルスの感染状況次第では日程などを変えるという。

 平和大使は1998年に始まり、核兵器廃絶を求める署名を集めて国連に届けてきた。派遣委の小早川健共同代表(69)=安佐南区=は「核兵器廃絶への熱い思いを重視して選考したい」と話している。

 希望者は名前、学校名、学年(今月1日時点)、住所、電話番号を記し、郵送で応募する。送り先は〒722―0014尾道市新浜1の8の30、高校生平和大使募集係。問い合わせは小早川共同代表☎090(9060)6162。(水川恭輔)

(2021年4月1日朝刊掲載)

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