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ユニタール・広島県が連携強化 隈元新所長、湯崎知事と会談

 国連訓練調査研究所(ユニタール)の広島事務所(広島市中区)の隈元美穂子新所長(44)が21日、広島県庁で湯崎英彦知事と会談した。発展途上国の政府関係者の研修や平和構築分野の人材育成で連携を強めていくことを確認した。

 隈元所長は「平和促進を担う広島の重要性、ユニタールが広島にある特別さを身に染みて感じる。協力関係を深めたい」と強調した。小学生のころに家族旅行で訪れて以来という広島の印象を「山も海もあって街も栄え、バランスがいい」と語った。

 湯崎知事は「歴代の所長は県、広島市との連携を積極的に進めてきた。その関係を継続したい」と応じた。

 日本人初の所長となる隈元所長は福岡県太宰府市出身で、20日に赴任したばかり。直前は国連開発計画(UNDP)インドネシア事務所のシニアアドバイザーを務めていた。

 会談後、隈元所長は「写真展など視覚的にユニタールの活動を市民に紹介する場を設けたい」との考えを明らかにした。22日には広島市の松井一実市長を訪問する。(金刺大五)

(2014年1月22日朝刊掲載)

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