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岸田氏の核発言 外務省に抗議文 広島県保険医協会

 広島県保険医協会(広島市南区)は23日、核兵器の限定的な使用を容認するかのような発言をした岸田文雄外相(広島1区)への抗議文を外務省にファクスで送った。

 岸田氏は20日の長崎市での講演で、核兵器の役割低減に関し、「(保有国は)少なくとも個別的・集団的自衛権に基づく極限の状況に限定するよう宣言すべきだ」と提案した。

 抗議文は、多くの被爆者が今も放射線被害に苦しむ現状に触れ、「極限であっても使用を認めることは許されない」と批判。被爆国として核兵器廃絶へ指導的役割を果たすよう求める。

 同協会は同じ内容の安倍晋三首相宛ての抗議文を内閣府へファクスした。

(2014年1月24日朝刊掲載)

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