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戦争の悲劇を園児訴え 東広島 「かわいそうなぞう」再演

 東広島市八本松町の原保育所で24日、年長園児19人が、平和を訴える劇「かわいそうなぞう」を住民に披露した。昨年10月の発表を見た観客から「もっと多くの人に見てもらいたい」などと強い要望があり、再び演じた。

 第2次大戦中の上野動物園(東京都)で、暴れると危険として餓死させられたゾウを描いた物語。約30人を前に、餌をもらえずやせ細っていくゾウや苦悩する飼育員を生き生きと演じた。

 近くの上野妙子さん(86)は「感動して涙が出た。戦争のない平和な世界をつくる次の世代として頑張ってほしい」と目を細めていた。(安道啓子)

(2014年1月25日朝刊掲載)

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