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原発事故備え総合訓練実施 松江で中電

 中国電力は24日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)で、原発事故を想定した総合訓練を実施した。

 松江市で震度6強と震度5弱を観測する2回の地震が発生し、島根原発1号機と2号機の全電源を喪失したと想定。中電と協力会社の社員約200人が参加した。

 敷地内の事務所に設置した緊急時対策室で原子炉の状況を把握し、現場に伝える情報伝達訓練と、原子炉冷却のため消防車のホースを原子炉と燃料プールへ引き込む訓練をした。

 総合訓練は東日本大震災以降8回目。どの機器がいつ故障するかを参加者に事前に知らせない形式を初めてとった。原子力規制庁と島根、鳥取両県と出雲、安来、境港市の職員計14人が視察した。

(2014年3月25日朝刊掲載)

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