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核の恐ろしさ 若者が考える 中高生サミット始まる 広島・沖縄の75人 資料館など見学

 広島、沖縄両県の中学、高校生が核兵器廃絶について考える「中高生平和サミット」が27日、広島市で始まった。

 初日は広島女学院高(中区)や盈進中・高(福山市)、沖縄尚学高(那覇市)の生徒計75人が参加。中区の原爆資料館を見学後、被爆者の川島智恵子さん(69)=西区=から「被爆した嫁はいらん」といわれるなどした体験を聞いた。

 沖縄尚学高2年、与那覇麻衣さん(17)は「被爆後も病気や偏見をもたらす核兵器の恐ろしさがよく分かった」と話した。

 サミットは盈進中・高と沖縄尚学高でつくる実行委員会の主催で、2008、11年に続き3回目。28、29両日は福山市に移り、フィールドワークをする。(明知隼二)

(2014年3月28日朝刊掲載)

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