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福島とフィリピンを訪問 被災の現状報告 福山で中高生4人

 東日本大震災被災地と、昨秋に台風被害に遭ったフィリピン・タクロバン市の復興支援をしている福山、広島の両市の中高生4人が30日、福山市松永町の市西部市民センターで活動報告会を開いた。

 県内の中高生たちでつくる「災害復興支援ボランティア派遣隊」のメンバーで、松永中を今月卒業した竹光一登さん(15)は24~26日にタクロバン市を訪問。今もテントのような簡素な建物で学ぶ高校生の姿を写真で紹介して「雨音におびえるなど心に傷を負う人が多かった」と話した。

 福島県の仮設住宅で22~24日、掃除などを手伝った3人は、「狭く暗い。暮らすのは大変そうだった」などと実感を伝えた。派遣隊は5、8、12月にも福島県に行く予定。報告を聞いた千年中1年土井柊平君(13)は「自分も生活支援や建物の復旧に関わりたい」と話した。(久保友美恵)

(2014年3月31日朝刊掲載)

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