「トホホ福島日記」 ② 福島産野菜 異なる反応
13年1月22日
福島のことを描くのは勇気がいる。どう描いても賛否両論あるだろうから。まして福島市内に住んでいる人間が描写をするのは勇気がいる。知り合いがたくさんいるから。
子どもの健康を考えて福島産の野菜を食べないのは、農家や商店の人から見れば大変困った行動と映るだろう。一方、福島産の農産物をどんどん食べましょうという運動は、子どもの健康が心配な親から見れば恐ろしい行動に見える。
流通しているのは暫定基準値以下のものだけだ、と言われても、暫定基準値にも計測にも信用できないと考える恐怖症の親もいる。一方で全く気にしていない親もいる。
今回は、福島市内の子どもが福島産の野菜を嫌うという内容だ。「こんな漫画を読んだら福島の野菜が売れなくなる」などの批判もあるだろう。しかし、この漫画は私の目の前であった現実のことである。福島市で心配する人と心配しない人がごちゃ混ぜになっているのが現実なのだ。(漫画と文・福島市の高校美術教師 赤城修司さん)
(2012年2月14日朝刊掲載)
子どもの健康を考えて福島産の野菜を食べないのは、農家や商店の人から見れば大変困った行動と映るだろう。一方、福島産の農産物をどんどん食べましょうという運動は、子どもの健康が心配な親から見れば恐ろしい行動に見える。
流通しているのは暫定基準値以下のものだけだ、と言われても、暫定基準値にも計測にも信用できないと考える恐怖症の親もいる。一方で全く気にしていない親もいる。
今回は、福島市内の子どもが福島産の野菜を嫌うという内容だ。「こんな漫画を読んだら福島の野菜が売れなくなる」などの批判もあるだろう。しかし、この漫画は私の目の前であった現実のことである。福島市で心配する人と心配しない人がごちゃ混ぜになっているのが現実なのだ。(漫画と文・福島市の高校美術教師 赤城修司さん)
(2012年2月14日朝刊掲載)