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ヒストリー

ヒロシマの記録2001 7月


2001/7/2
放射線影響研究所(放影研)の新理事長、バートン・ベネットの就任式。米国人理事長は初
2001/7/5
シンポジウム「新世紀の平和論―20世紀の科学技術への反省と新しい学術の立場」(日本学術会議第一部など主催)が原爆資料館で開かれる
2001/7/7
原爆詩人峠三吉の作品と被爆直後の広島の写真を合わせたパネル展「原爆と峠三吉の詩―原子雲の下よりすべての声は訴える」が旧日本銀行広島支店で始まる
2001/7/9
在日本朝鮮人被爆者連絡協議会の李実根会長が、韓国大邱市の市民団体「原爆被害者と共にする市民集会」と、原爆で被害を受けた朝鮮半島出身者すべてに対する日本政府の補償を求める共同声明発表
2001/7/10
広島・長崎原爆被爆者援護対策促進協議会(8者協)の国への要望書に「在外被爆者への被爆者援護法適用」を明記せず。厚生労働省へは口頭でも求めず
2001/7/10
国立原爆死没者追悼平和祈念館の展示説明文案に「日本の国策の誤りが戦争につながった」と明記
2001/7/10
米国防総省がミサイル迎撃実験基地をアラスカ州内に建設する構想を2002会計年度の予算修正案に盛り込んだことを確認
2001/7/13
原爆死没者追悼平和祈念館の展示説明文見直し問題で、被爆者7団体が「国策の誤りが戦争につながった」とする文案を修正しないよう求める坂口厚生労働相あての要望書を広島市に提出
2001/7/15
日本世論調査会の原爆問題をめぐる意識調査で、米の核の傘について「不要」は55%で1985年の前回調査から9ポイント増加。「広島、長崎への原爆投下は仕方がなかった」は35%で前回より増加
2001/7/15
米国防総省がICBMの迎撃実験に成功したと発表
2001/7/16
米のICBM迎撃実験に抗議し、広島県原水協など8団体が原爆慰霊碑前で座り込み。ブッシュ米大統領への抗議文と、小泉純一郎首相に実験への抗議を求める要請書を送る。広島県平和運動センターと県原水禁も、ブッシュ米大統領あてに抗議文
2001/7/16
カザフスタン・セミパラチンスク市のヌルマン・オマロフ市長が原爆資料館を見学
2001/7/18
広島県の在日韓国人の若者が、在日一世から日本に来た理由や被爆体験、戦後の暮らしなどを聞き取る活動を始める
2001/7/19
「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんをテーマにした初の企画展「サダコと折り鶴―時を超えた生命の伝言」が原爆資料館で始まる
2001/7/19
広島市が若い世代に被爆体験を継承していくための推進プログラムをまとめる。被爆資料の調査収集キャンペーンや、「サダコ」の物語を生かした継承など、2年間で事業化を検討
2001/7/19
在日本大韓民国民団(民団)の広島、山口両県地方本部代表5人が、在外被爆者に対する前向きな支援策を求めて、坂口厚生労働相に要望書を提出
2001/7/19
米放送史研究者で、テレビを通じて原爆の恐ろしさや原爆症の存在を米市民に広く紹介したエリック・バーナウ氏が死去。93歳
2001/7/20
米ブッシュ政権が、核実験再開を視野に入れ、地下核実験実施のための準備期間を大幅に短縮する研究を核兵器関係機関に指示していたことが明らかに
2001/7/21
作家5人の肉筆原稿などを紹介する「原爆文学展―5人のヒロシマ」が旧日本銀行広島支店で始まる
2001/7/22
「原爆の子の像」で碑前祭。市内の小中学校19校から220人が参加
2001/7/23
被爆建物、旧日本銀行広島支店の恒久的な保存活用方策を協議してきた広島市の検討委員会が最終意見をまとめる。2つの抽象的な活用方策を提示したが、具体的な活用案は絞り込めず
2001/7/24
核実験実施後の経過日数などを表示する「地球平和監視時計」の時計部分が完成し、原爆資料館東館一階ロビーに設置。8月6日に除幕
2001/7/26
広島県内を走り継いだ「反核平和の火リレー」の最後のランナーが平和記念公園に到着
2001/7/26
広島県医師会が派遣した在北米被爆者検診団の第2班が帰国。第1班と合わせ、米の4市で被爆者計399人を検診
2001/7/26
厚生労働省の「原子爆弾被爆者医療分科会」が原爆症認定の目安とする「認定審査の方針」について、日本被団協が、問題点を指摘する「作業文書」を発表
2001/7/28
2000年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議での合意「核兵器廃絶の明確な約束」をテーマにした国際シンポジウム(広島平和研究所主催)が広島市で開かれる
2001/7/31
インドとパキスタンの青少年7人が、市民団体「インド・パキスタン青少年と平和交流をすすめる会」の招きで広島市入り
2001/7/31
ヒロシマ平和の灯のつどいが広島市平和記念公園であり、約150人が原爆慰霊碑前でろうそくを手に、原爆犠牲者のめい福を祈る

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