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ヒストリー

ヒロシマの記録1989 2月


1989/2/1
広島市が原爆ドーム保存工事費の半額、1億円を募金で賄うと発表。募金期間は5月1日から12月25日までの8カ月間。荒木広島市長が「原爆ドームは単に広島の遺跡ではなく、平和を願う人々のシンボル」と語る
1989/2/1
広島県双三教育研究所が広島映画センターの協力で、全国に先駆け三次市で映画「黒い雨」を観賞
1989/2/3
クウェートのアブドゥルアジーズ・アルシャリック駐日大使ら4人が広島を訪れ、原爆資料館を見学、原爆慰霊碑に参拝
1989/2/3
長崎市が非核都市宣言に代え、平和憲章作成の起草委員会を発足
1989/2/3
東京電力が1月6日の福島第2原発3号機事故について「再循環ポンプの一部が破損」と福島県に連絡。前例のない大事故で、東電は同じ部品を使っている新潟県柏崎刈羽原発1号機を運転停止し検査へ
1989/2/4
広島大の石丸紀興助教授らがカトリック広島司教区に、世界平和記念聖堂の景観を損なう教区活動センタービルの建設中止を訴え
1989/2/5
童画家はらみちをさん(広島市東区)の絵本「ピカドンたけやぶ」が児童オペレッタに。小田健也さんが脚本、藤村記一郎さんが作曲
1989/2/6
広島県、市が在米被爆者の里帰り治療費に1989年度から各50万円の助成決める
1989/2/7
広島市で映画「黒い雨」の試写会
1989/2/7
長崎大に残る最後の被爆遺構、同大医学部付属病院旧第1内科病棟の解体工事始まる(「長崎年表」)
1989/2/8
非核三原則法制化へ「核軍縮を求める22人委員会」が法案の検討に入る。田英夫参院議員、豊田利幸明治学院大教授ら6人で法制化委員会
1989/2/8
米オレゴン州ユージン市で非核宣言自治体国際会議。日本原水協を中心に被爆者国際遊説団が参加
1989/2/10
広島県労と県原水禁が原爆ドーム保存募金を呼び掛け。3月スタート
1989/2/10
中国電力島根原発2号機が営業運転開始。沸騰水型軽水炉、82万キロワット。1984年7月の着工以来4年7カ月ぶり。反原発団体が正門で抗議集会
1989/2/10
米がネバダ州で地下核実験。エネルギー省が発表
1989/2/11
荒木広島市長が10日の米核実験に抗議文
1989/2/12
ソ連がセミパラチンスクで地下核実験。軍備近代化が目的。タス通信が伝える
1989/2/13
「平和を誓う火」として東京・上野の東照宮に原爆の火をともし続けようと、「上野東照宮に広島・長崎の火を灯す会」の発起人会が同神社で開く。発起人会には作家の山口勇子さん、東友会の伊東壮会長らが出席
1989/2/13
広島・長崎宗教者平和会議が広島市で開催。核兵器全廃に向け宗教平和憲章を世界に呼びかける
1989/2/13
鳥取県が旧ウラン鉱周辺住民の健康診断を4月から始めることを決定
1989/2/13
荒木広島市長がソ連核実験に抗議文
1989/2/13
米(10日)、ソ連(12日)の核実験に抗議し、広島県被団協の森滝市郎理事長、広島県原水禁の横原由紀夫事務局長らが原爆慰霊碑前で座り込み
1989/2/15
ソ連チェルノブイリ原発近郊で奇形の家畜が急増。ソ連週刊誌「モスクワ・ニュース」が伝える
1989/2/15
世界市民政府の設立を訴える米のギャリー・デービスさんが広島を訪れ市民にアピール
1989/2/17
荒木広島市長がソ連核実験に抗議文。19日、被爆者らが原爆慰霊碑前に座り込み
1989/2/17
ソ連がセミパラチンスクで地下核実験。タス通信が伝える
1989/2/18
長崎市民平和憲章起草委員会(古賀野茂見会長)が同憲章の草案を本島等市長に答申。3月27日、市議会で可決(「長崎年表」)
1989/2/22
本島等長崎市長に実弾入りの脅迫状。大喪の礼で上京する同市長に「上京するな、殺されるぞ」
1989/2/22
原水禁運動発祥の地、東京・杉並区の杉並公民館が老朽化で取り壊し決定。「今、原点にかえって平和の問題を考える」をテーマに閉館記念行事が始まる。故安井郁法政大教授夫人の田鶴子さんらが講演
1989/2/24
米がネバダ州で地下核実験。エネルギー省が発表
1989/2/25
連合広島がスタート。平和運動推進を規約に盛り込む。35組織、423組合の13万8,000人。初代会長に自動車総連の森川武志氏を選出
1989/2/25
荒木広島市長が24日の米核実験に抗議文。27日、被爆者らが原爆慰霊碑前で座り込み
1989/2/27
「仏の核実験は秘密実験5回を含め172回」-。米反核団体「天然資源保護協会」が「仏核実験1960~88年」をまとめる
1989/2/28
広島市基町小の児童らが、枯死した被爆エノキのそばに幼木の「二世」を植える
1989/2/28
広島市の広島国際会議場に飾る陶板のレリーフを制作する備前市の藤原雄さんが平和記念公園の「平和の灯」を採火し窯に火入れ
1989/2/28
原水禁国民会議の「3・1ビキニデー」全国集会が静岡市内で始まる
1989/2/28
一人芝居公演で来日中の東エルサレムのパレスチナ劇団「ハカワーティ」の4人が原爆資料館を見学、語り部の沼田鈴子さんの体験を聞く
1989/2/--
日本原水協系の原水禁世界大会実行委員会が被爆証言ビデオ「ヒロシマ・ナガサキはよびかける」を作製。26分、カラー
1989/2/--
宇都宮徳馬参院議員が出版する月刊誌「軍縮問題資料」が3月号で100号に。1980年10月創刊 1989/2/--
英BBC放送が出版する子ども向け戦争体験記「ChildrenatWar」に広島平和文化センター事業部長の高橋昭博さんの手記収録
1989/2/--
広島市立原小学校に被爆フジの木が育つ。広島市大須賀町に住んでいた得田泰志さんが贈る

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