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ヒストリー

ヒロシマの記録1961 5月


1961/5/3
日本原水協の訪中代表団が羽田を出発。長崎の被爆者山口初子さんや原水禁広島協議会の三宅登さんら16人。中国和平委員会の招きで、北京をふり出しに1カ月各都市を回り原水禁運動の実情などを訴え
1961/5/6
日本原水協の原水禁欧州遊説団が帰国。荒木文雄広島大医学部講師は「11カ国で93回講演をした。被爆当時の模様はどうにか知られているが、現在も後遺症で死んでいく人があることを話すと驚いていた」
1961/5/6
チェコスロバキア国会議員団が広島市を訪問。被爆地の復興ぶりに驚く
1961/5/13
米下院軍事委員会の聴聞会で、レムニツァー統合参謀本部議長が「ソ連が実験を中止していると断定できない以上、実験を停止し続けるのは危険」と証言
1961/5/15
ジュネーブでの米英ソ3国核実験停止会議で、ツァラプキン・ソ連代表が「仏あるいは他の西側が核実験した場合、ソ連は会議から脱退」と言明
1961/5/17
広島大の原子放射能基礎研究室の新設が、文部省の国立大学整備5カ年計画に組み込まれる
1961/5/19
日米両国がワシントンで、研究用原子炉核燃料の賃貸借協定に調印。原研や各大学、民間で設置する研究用原子炉の燃料を米から賃借する場合の包括協定
1961/5/22
西ドイツ・ブレーメン市の文化組合連合から核兵器禁止運動の連帯を誓う決議文が広島市に届く
1961/5/23
日本原水協の原水爆禁止国際遊説団アジア遊説団の吉川清氏が広島市に帰る。「被爆当時の模様はよく知られているが、今なお原爆症による死者が絶えないことは知られておらず、大きなショックを与えたようだ」
1961/5/26
被爆の痕跡をとどめるピアノが広島市の原爆資料館に寄贈される
1961/5/28
広島県動員学徒犠牲者の会が総会を開き(1)動員学徒戦没者の遺族に、軍人、軍属なみの遺族年金支給(2)動員学徒戦没者の靖国神社合祭-などを決議
1961/5/28
広島県被団協が総会を開き、代表委員制度廃止に伴う初代理事長に森滝市郎氏を選出。被爆者医療無料化、生活困窮被爆者への特別援護手当支給など決議
1961/5/30
ケネディ米大統領が仏の放送記者と会見し、行き詰まり状態にあるジュネーブの核実験停止会議について「米が期待していたほど前進していないが、交渉を続け核実験停止をぜひ実現したい」と語る
1961/5/--
日本原水協の原水禁訪中遊説団に参加している三宅登氏が原水爆禁止広島協議会へ手紙。「中国では日本の平和運動が高く評価されている」

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