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脱原発訴え寄稿集発刊 広島県保険医協会 専門家の20編収録

 広島県保険医協会(長谷憲理事長)は、脱原発を訴える寄稿集「原発よりも命の海を」第1集を発刊した。同協会の機関紙に連載している県内外の専門家の寄稿文をまとめた。

 A4判、33ページ。2009年4月~11年4月掲載の20編を収録した。中国電力上関原発(山口県上関町)の建設計画を中心に、京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)の小出裕章助教たち研究者や医師、映画監督たちが、原発事故の危険性や周辺環境への影響について書いている。

 3千部印刷。一部を希望者に無料で提供する。協会の青木克明理事(65)は「被爆地の医療団体として、原発にも反対する声を届けたい」としている。

 福島第1原発事故後の論考を中心に収めた第2集は5月下旬ごろに発刊予定。同協会Tel082(262)5424。(明知隼二)

(2014年4月21日朝刊掲載)

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