×

ニュース

平和行政や経済交流話し合う エチオピア大使と英総領事 広島訪問

 エチオピアのマルコス駐日大使と英国のシアラー駐大阪総領事が21日、それぞれ県庁に湯崎英彦知事を訪ね、平和行政や経済交流について意見交換した。

 マルコス大使は19、20の両日に広島市中区であった日本ナイル・エチオピア学会に合わせ、夫人を伴って広島を初めて訪れた。知事に「原爆資料館(中区)を見学し衝撃を受けた。広島の平和への先導を支援する」と話した。湯崎知事は「世界で存在感を増すアフリカからの声は心強い」と喜び、土産に熊野筆を贈った。

 シアラー総領事は関西外語大に留学経験があり、日本語で会話。英国での日本酒ブームを例に「両国間には多くのビジネスチャンスがある」と強調した。

 シアラー総領事は広島市役所で松井一実市長とも懇談。核兵器廃絶を目指す平和首長会議の会長を務める松井市長から、英国の各都市への加盟呼び掛けを求められ「私の出身地は、平和首長会議の副会長都市のマンチェスター市。加盟都市が増えるよう頑張りたい」と力を込めた。(新谷枝里子、田中美千子)

(2014年4月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ