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竹島問題 6月に東京集会

 日韓両国が領有権を主張する島根県の竹島(韓国名・独島(トクト))をめぐり、県内の関係団体と、超党派の国会議員連盟が6月5日、問題の早期解決を政府に求める東京集会を都内で開くことが、23日分かった。日韓関係が冷え込む中、政府関係者に両国間の交渉進展を訴える。

 複数の自民党関係者によると、竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議(会長・五百川純寿県議会議長)と日本の領土を守るため行動する議員連盟(会長・山谷えり子参院議員)が共催する。県からは溝口善兵衛知事も出席し、竹島の実効支配を続ける韓国側との交渉を早急に始めるよう政府に求める。政府からの出席者は未定。

 東京集会は民主党政権時代の2012年4月、両団体の共催で初開催し、超党派の国会議員たち約700人が参加。12年12月からの自民党政権下では開かれていなかった。竹島が属する隠岐の島町の松田和久町長が「問題解決への姿勢が見えない」と国の姿勢を批判したほか、実害を受ける漁業関係者からも不満の声が上がっていた。(樋口浩二)

(2014年4月24日朝刊掲載)

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