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原爆養護施設に福祉車両を寄贈 連合広島

 連合広島は23日、広島原爆被爆者援護事業団に福祉車両1台(272万円相当)を寄贈した。同事業団が運営する原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」(広島市東区)で入園者の外出に利用される。約100人が入る同園の松野禎水園長は「普通車が1台しかなかった」と喜んだ。

 車は銀色のマツダビアンテ(7人乗り)。一部の後部座席が車外にせり出して昇降し、足が不自由な人も乗り降りしやすいという。

 事業団の事務局がある安佐北区の原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」で、連合広島の石井一清会長が事業団の鎌田七男理事長にキーの模型を手渡した。

 連合広島は組合員からのカンパで2006年に「平和活動基金」を設立。基金の一部を充てた。(西村萌)

(2014年4月24日朝刊掲載)

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