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愛宕山造成の文書回答は来週以降 防衛局、岩国の地元で説明会

 中国四国防衛局は25日、岩国市の愛宕山地区で近く始める米軍家族住宅と運動施設の敷地造成工事に関する説明会を、地元の平田東供用会館で開いた。市民団体が提出していた質問状について「来週以降に文書で回答する」とした。

 地元説明会は23日の牛野谷に次いで2回目。約50人が参加した。牛野谷では住宅建設に反対する「愛宕山を守る市民連絡協議会」が提出した質問状に口頭で回答しようとした防衛局の姿勢に、反対派住民が反発。文書回答を要求していた。

 防衛局担当者はこの日、同じ質問状に県と市が一部文書で回答したことも踏まえ、「文書回答するが説明会とは別に対応したい。内部手続きに時間がかかっており申し訳ない」と述べた。

 参加者からは、施設計画の具体的な内容や運動施設エリアの管理方法などについて質問が相次いだ。防衛局は「実施設計の途中で、施設の詳細は現時点では示せない」と説明し、運動施設の利用方法は米軍、岩国市、防衛局との調整を急ぐとした。説明会は27日にも愛宕供用会館で開かれる。(野田華奈子)

(2014年4月26日朝刊掲載)

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