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チェルノブイリ事故28年…脱原発訴え座り込み 広島市中区

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故から28年となるのを前に、県原水禁と県平和運動センターは25日、広島市中区の原爆慰霊碑前で脱原発を訴える座り込みをした。

 午後6時から、被爆者や労働組合員たち約70人が参加した。県原水禁の金子哲夫代表委員(65)が「今なお健康被害が続いている現状を忘れてはならない」とあいさつ。「核と人類は共存できない」との横断幕を掲げ、約30分間座り込んだ。

 日本政府へ原子力に頼らないエネルギー政策への転換を求めるアピール文も採択。座り込みに先立ち、参加者はJR広島駅南口(南区)など市内5カ所で脱原発を訴えるチラシ1800枚を配った。

 チェルノブイリ原発事故は1986年4月26日発生。2団体は翌年から毎年、座り込みを続けている。(川手寿志)

(2014年4月26日朝刊掲載)

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