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スポーツ医学や平和交流を議論 伊会長が広島訪問

 イタリアのスポーツ医学会のマウリツィオ・カザスコ会長(59)が29日、広島市役所で、平和問題やスポーツ医学を通じた交流について西藤公司副市長と意見を交わした。

 カザスコ会長は科学に基づいた指導方法やドーピング問題に詳しく、イタリアオリンピック委員会理事でもある。初めて市を訪れたといい「広島市民の平和への願いに、世界中の人たちが共感すべきだ。イタリアでも広島での経験を伝えたい」と話した。

 スポーツ医学を通じた交流も提案し、西藤副市長は「広島で、若手の育成法を広めてほしい」と応じた。

 カザスコ会長は広島経済大(安佐南区)の招きで来日。同日夜に広島国際会議場(中区)で講演した。

(2014年5月30日朝刊掲載)

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