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広島県警機関誌再生 折り鶴 慰霊碑に 広島市中区

 広島県警は17日、機関誌「いずみ」を再利用し全警察官と職員、家族で折った千羽鶴を広島市中区の平和記念公園の原爆慰霊碑にささげた。終戦の年に創刊されたいずみが7月で創刊800号を迎えるのを機に、平和と治安維持への願いを込めた。

 倉庫に残るいずみの残部を9センチ四方に裁断した紙で作った約6800羽。「県民の安全安心のために頑張りたい」などのメッセージが書かれている。

 この日は、いずみを編集する県警人材育成課主任の田中静子さん(62)と警察学校の初任科生4人が公園を訪問。5束に分けた折り鶴を1人1束ずつ手向けた。田中さんは「一羽一羽に込められた思いを感じた。今後も気持ちを引き締め、仕事に励みたい」と話していた。(山本祐司)

(2014年6月18日朝刊掲載)

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