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被爆地の思い 発信 集団的自衛権 「反対」訴え署名 広島市中区で1000人委員会

 集団的自衛権の行使容認を止めようと、被爆者や平和運動家でつくる「戦争をさせないヒロシマ1000人委員会」が19日、広島市中区の繁華街で初の街頭署名活動をした。

 「解釈改憲などによる集団的自衛権の行使容認の阻止」「戦争参加を進めるあらゆる立法、政策に反対」を掲げ、約50人が八丁堀交差点で午後5時半から約1時間、買い物客たちに協力を求めた。

 呼び掛け人の一人で、核兵器廃絶をめざすヒロシマの会の森滝春子共同代表がマイクを握り「安倍政権は戦争への道を用意しようとしている。被爆地から反対の意思を示そう」と訴えた。

 署名した西区の会社員西村典子さん(64)は「重大な問題なのに、政府は議論を尽くしていない。戦争だけは絶対にしてほしくない」と話した。

 委員会は今後、県内各地で署名活動を展開。同名の全国組織を通じ、首相官邸と衆参両院に届ける。(田中美千子)

(2014年6月20日朝刊掲載)

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