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平和の願いポスターに 広島市中区で展示会

 全国のデザイナーや県内の学生が平和への願いを込めて作ったポスターの展示会が、広島市中区の旧日銀広島支店で開かれている。日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)広島地区が主催し、29日まで。

 グラフィックデザイナーが毎年ボランティアで制作する「ヒロシマ・アピールズ」の作品や、同地区が県内の学生向けに開いたコンテストの入賞作品など約50点を紹介。

 グランプリを獲得した広島市立大の金本怜奈さんは、人の手で影絵のハトをつくり、ハトに重ね合わせて平和の意味を問う作品に仕上げた。原爆で中身が焼け焦げた弁当箱をモチーフにした作品なども並んでいる。

 佐伯区の主婦宮野由美さん(40)は「胸が締め付けられる思い。子どもにも平和への思いを伝えたい」と見入っていた。

(2014年6月25日朝刊掲載)

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