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園児に「平和」伝えて10年目 亀山南地区社協

 広島市安佐北区の亀山南保育園で、住民たちが原爆被害や平和の大切さを伝える学習会「平和の集い」を開いて10年目を迎えた。ことし2回目の学習会が25日あり、園児19人と折り鶴を作った。

 亀山南地区社会福祉協議会のメンバー14人が同園を訪問。八つのグループに分かれ、年長の園児と色紙で180個の鶴を折った。今後、千羽鶴を作り、保育士が平和記念公園(中区)の原爆の子の像にささげる。佐々木碧斗君(6)は「鶴を折れて楽しかった。けんかをせずに、みんなと仲良くしたい」と話していた。

 同地区社協のメンバーたちが2005年、同園で学習会を開始。06年からは毎年6~7月に4回開き、被爆者が体験を語ったり、メンバーが原爆をテーマにした絵本を朗読したりしてきた。

 同地区社協の皆川みどりさん(65)は「園児が優しい子に育つよう、命の大切さを分かりやすく伝え続けたい」と話していた。(中川雅晴)

(2014年6月26日朝刊掲載)

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