×

ニュース

NPT会議へ署名目標確認 広島県被団協 広島で定期総会

 広島県被団協は26日の定期総会で、来年4月下旬から米ニューヨークである核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた取り組みの強化など、本年度の活動計画を決めた。現地派遣する被爆者たち7人も発表した。

 金子一士理事長(88)が「記憶の風化に歯止めをかけ、核兵器廃絶に一歩でも近づけるため力を合わせよう」とあいさつ。NPT再検討会議に、核兵器全面禁止を求める2万人分の署名を届ける目標を確認した。

 派遣が決まった副理事長で被爆者の佐久間邦彦さん(69)=西区=たち7人も紹介された。同じく副理事長で被爆2世の古田光恵さん(67)=南区=は「核兵器をなくす道筋をつくるため、市民の力で保有国に廃絶を迫りたい」と決意表明した。

(2014年6月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ