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抗議の特別決議 集団的自衛権行使容認 広島県被団協

 広島県被団協(金子一士理事長)は26日、広島市中区で定期総会を開き、集団的自衛権の行使容認に向けた閣議決定を急ぐ安倍晋三政権に対し「ふたたび被爆者をつくらない、戦争で死者をつくらないという私たちの願いを踏みにじっている」と強く抗議する特別決議を採択した。

 決議は「安倍首相は先の戦争での痛苦の体験からつくられ、国民の命を守ってきた憲法の破壊を進めている」と批判。「日本を戦争する国に変え、危険にさらす行為の撤回を求める」と訴えている。この日、広島市中区であった定期総会で役員約50人が拍手で採択し、首相官邸へ郵送した。(田中美千子)

(2014年6月27日朝刊掲載)

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